風俗店元キャストにwebマーケターをやらせるとどうなるか?
2022年現在、シティヘブンなど多くの風俗広告サイトで「写メ日記」を採用し、風俗キャストが自分自身で写真や文章による自己PRができるようになっている。
とある風俗店の元キャスト、現在は業界を引退しているAさんは、現役時代に「写メ日記」で多くのアクセスを稼いでいた。
店はそれを評価し、引退後にwebマーケティング専門のスタッフとして迎え入れた。
果たして、「写メ日記」だけの実績と知識で「webマーケティング」ができるのか?
- webマーケティング
- 主に集客数増進を目的とした業務活動
実際にそんな店舗様と仕事で関わる事があり、とても思う所があったため、今回はその件に関してお話したい。
webマーケターとして雇われた彼女は、キャスト時代とは異なり「写メ日記」ではなく、
- オフィシャルサイトのGoogle検索順位
- 各広告サイトの広告サイト内での検索順位
- オフィシャルSNSのアクセス数
- オフィシャルYouTubeチャンネルの検索順位
主にこれらの数値を上げなければならない。
今回のお話は、その元キャストが、webマーケティングの専門知識を学んでいる場合を除く。
この場合は当然、能力の高低はあるとしても、webマーケターとして機能する。
今回のケースはwebマーケターとして全く知識がない、若しくは知り合いや友人、恋人などがそれに携わっていて聞きかじった事がある程度の場合の話とさせて頂く。
結論・写メ日記の実績は殆ど役に立たない
何故か?
「Google・SNS・YouTube」難易度は「写メ日記」難易度よりも遥かに上だからである。
プレステなどのゲームで例えるなら最低難易度モードと最高難易度モードくらいの差がある。
写メ日記でアクセス数を上げる方法
- 目を惹くタイトルを付ける
- 改行を多く取り視聴者にスクロールさせる
- 動画を多用する
- 動画再生ボタンが入った画像をサムネイルにする(クリック率を上げる小技など)
- 投稿する時間を平日は夕方17以降に固めるなど、視聴者の生活時間を考慮する
- 投稿回数は多ければ多いほど良い
概ねこんな感じの内容を徹底していれば、ほとんどの場合で誰でも高いアクセスがとれてしまう。
これらはだいたい誰でも一瞬で内容を理解でき、今すぐ実行できる簡単な内容である。
「Google・SNS・YouTube」のアクセスアップには下記項目の知識も必要となる。
- html・cssの基礎
- Google検索に最適化できるコーディングの知識
- 有効な検索ワードを選定する為の知識
- 読みやすく分かりやすい誰からも共感されるような文章力
- 開始数秒で視聴者の興味を惹き、尚且つ分かりやすく面白い動画を作るスキル
- 訴求内容が視聴者にきちんと伝わるバナーの構成スキル
「写メ日記」は「目を引くタイトル付け」に関しては若干学ぶ必要があるが、それも大した難易度ではない。
ほとんどが専門知識を学ぶ必要など無く誰でも時間さえ費やせば大抵の場合でなんとかなってしまう。
しかしながら、「Google・SNS・YouTubeのアクセスアップ方法」は専門的知識や能力の習得が必要となる。
どうせ金を払うなら本物のwebマーケターに
概ね月額30万円前後で一流のwebマーケターを雇うことができる。
プロを雇うパターンが最も確実で時間も最短である。
マーティング知識の無い人間にウェブマーケターとして月20~30万円の給料を払う、というパターンは全く意味がない。
「これから学んでもらう」という発想も、非常にリスクが高い。
元キャストが10年20年と働いてくれるなら、もしかしたら数年後にリターンを得られるかもしれない。
しかし、その元キャストも当然だが人間の女性であり、将来どうなるかはわからない。
例えば結婚後にその結婚相手が裏方とは言え風俗店で働いている事を容認するかどうかの問題もある。
やっと実践で効果が見込めるレベルになった時「辞められてしまう」リスクが非常に高い。
目的は「集客を増やす事」と明確であるなら、達成の可能性が最も高く、リスクの少ない手段を選択する事をお勧めする。
また余談ではあるが、ベストは自分自身で学ぶ事だと筆者個人的には思っている。
忙しい経営者や店舗責任者が時間を割いてこれを独学で学ぶという事は少々効率が悪いかもしれないが「自分でできる」は最も強力である上、万が一店が駄目になってもこの知識と技術は別業界でも使える。
話がとても脱線するが、もしもあなたが低予算で立ち上げたばかりのデリヘル店オーナーであれば、時間の余裕はあると思う。
是非学ぶ事をおすすめする。
まとめ
最短で売上を伸ばしたいならプロを雇う事。
自分自身の技術と知識にしたいなら独学で学ぶ事。
素人に給料払って学ばせ業務にあたらせるのはとても非効率。
さらに投資した金(払った給料)が全て無意味になるリスクが非常に高い。
マーティング業務をして貰いつつ知識を教えてくれる、なんてウェブマーケターがいれば最良なのかもしれない。
運営責任者であるあなたが正しい判断をできるかどうか、それが全従業員と全キャストの運命を握っていると言って過言ではない。
一時の同情や下心で間違った判断をしない事を切に願っている。